人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ひったくりに遭いかけた話

今日ひったくりにあいかけた。

場所は、晩御飯を外で食べた後の帰り道、ルゴゴのショッピングモール前のジンジャロードと、ブゴロビ方面に向かう時の主要な道路であるスプリングロードとの間を抜ける細い道があるのだが、その道は普段モールに買い物に行く時にいつも使う道。
夜間に車で通っていた時のことだった。

カンパラは首都とはいえ、夜道の住宅街はほぼ真っ暗。
ウガンダ人は夜目がとてもよくきき、普通に見えているようだが、視力1.5の私が歩く時に怖くて懐中電灯を使ってしまう位真っ暗。
そんな中、車の夜間走行は何故かハイビームを使う車が大多数で、夜間走行中の対向車のハイビームほど目をチカチカさせるものは無く、体調の悪い時には片頭痛を起こすきっかけにもなってしまう。
さらに教習所で習った「蒸発現象」とやらを、したくもないのに恒常的に体験できる。

そもそもペーパーな私は昼間すら運転をする気も無いのだが、旦那が夜間走行している時は、「私も目になろう」と、対向車のハイビームに耐えながら、とりあえず助手席から出来るだけあちこちに目を配るように心がけている。

で、我が家の車には運転席と助手席の窓にもスモークを貼っており(日本では違法なようだがウガンダでは特に規制も無いようで、外国人の使用する車の多くには、前列の窓にもスモークが貼られている)、夜間は周辺が良く見えるように窓を開けるようにしていた。

ここまでが前置きで。

事件は、ジンジャロードから抜け道に入り、スプリングロードとのつきあたりを左折するする際に起こった。
私も旦那も右手から来る車の列が途切れるのを見計らっていた。
しかもみんなハイビームで走ってくるので、多分日本に居る時よりもかなり集中して右から流れる車の方を見ていた。
すると、突然誰かが外から助手席の窓の中に手を入れ、私が抱えていたハンドバッグをひったくろうとしたのである。

ラッキーだった事に、私はウガンダに来て以来、周囲に恐怖感?を抱いていたせいなのか、車の中でも基本的に手荷物のかばんには絶対に手を通し、さらに助手席ではシートベルトを鞄の上からかけるという変てこな癖がついてしまっていて、今日もたまたまその状態だったので、ひったくりは荷物を持ち上げる事ができても、シートベルトと私の腕を振りほどく事ができなかった。

荷物がとられそうになった瞬間、私はびっくりして「What are you doing!」と叫び、旦那も「わーっ」と隣で叫んで加勢し、ひったくりは何も盗らずに逃げて行ったので良かったのだが、やっぱり怖くて車の中で座ってても足ががくがくした。

ウガンダだから、「ひったくられそうになった」というシチュエーションで終わったんだろう。
他の東アフリカの国だったら「昼間でも車の窓を開けるな」「夜は赤信号でも停まるな」って言われる程皆気をつけていて、強盗に合ったら大人しくしててもボッコボコにされるって言われてるし、こんなに甘い目で済んだのはウガンダだけなんだろうなーと思った。

家に着くまでの間、「サイドミラーが見れる程度にスモーク切り取ろうか」「窓開けるとしても手が入らない程度にしとこうか」「ドアをロックしてたのは偉かった」「次盗られそうになったら窓に向かってグーで殴ってやる」「それか窓をすぐに閉めて、車ごと引きずってやろうか」などと、今後の車の乗り方について、旦那共に妙なテンションで議論しながら帰った。

ちなみに、旦那が「わーっ」と叫んだのは、泥棒に対して威嚇するつもりだったわけじゃなく、突然私が隣で叫び出したのにびっくりしての「わーっ」だったらしく、あとから知ってお腹をかかえて笑った。

でもこんな事が起こると、実際「わーっ」って叫ぶぐらいの事しかできないもんだなー、と、冷静に対処する事の難しさを実感。

笑い話になったから良かったけど、今後はもっと気をつける。
# by kampalamemorandum | 2011-11-10 03:41 |

シチュー

前の日記の続きみたいになってしまうが、こっちにいると、日本の物がちょっと手に入っただけで、生活のクオリティーが劇的に改善される。
日本の場合、それが「当然」のレベルなのだが、そんなちょっとした事が改善されただけで「よし、明日からも頑張ろう」と思えるんだから、一体私たちは、喜びのハードルがどれだけ下がってしまったのだろう、と、時々思う。

つい最近、旦那の知り合いの人がクリームシチューのルーをお土産に持ってきてくれた。
ウガンダにはルーなんか売っておらず、作るとしたら小麦粉を炒めるところからしないといけないので、どうしても億劫になってしまい、随分長い事作っていなかったので、早速頂いたルーでシチューを作る事にしたのだが、その時の調理時間の手間暇の少ない事といったら…。
切って炒めて煮て、調味料もスパイスも入れず、ルー投入するだけで美味しいという。
箱の裏の説明書きもまぁ親切なこと。
しかも鍋に入れたルーの溶けて行く早さといったら。
ダマはどこ?ちょっと位ダマができたっていいんだよ~。

食品会社の人は、この鍋の中でルーが溶けだす速さとともに旨みをどこまで引き出す事ができるのか、何人も寄ってたかって試行錯誤してきたんだろうなぁ。

…と、無駄に食品会社の人たちに思いをはせながら、その晩は料理の手間が省けた事により余った気力で野菜炒めを一品つけたしてしまった。

シチューは美味しかった。


ろっちゃんご飯待ちの写真。
シチュー_f0234443_420356.jpg

# by kampalamemorandum | 2011-10-13 04:22 |

日本土産

夏休み明けからの停電ラッシュ。

ウンザリしていたタイミングで冷蔵庫が壊れて冷えなくなってしまった。
まぁ停電多いしあんま変わらんか、と、買った食品を中に保管していたら、翌日に牛乳はヤクルト味になり、その翌日には緑のキュウリが黄色くなり、さらに翌日にはバターからはチーズの香りがしてくるようになり。

肉も野菜も買う気が全く起こらなくなって、ウンザリ度が増してきたところで、旦那が日本出張から戻ってきた。

我が家のシャワーは何故か水量が少なくて、シャワーヘッドから勢いよく水が出てこず、ヘッドを取り替えてもずっとボタボタ状態のまま、今まで浴びていたのだが、今回日本から小さいシャワーヘッドを買ってきてもらって取り替えたところ、お風呂生活が激変。
カーテンも、日本から裏張りのしてある遮光カーテンを買ってきてもらったら、寝室の睡眠の質も激変。
リビング用のビーズクッションも買ってきてもらったところ、夕食後のテレビタイムが激変。
冷蔵庫は現品限りのセール品だったのだが、この1年で2回も壊れたので、今回はちゃんとしたやつを、と、日本の会社のに買い換えたところ、毎日のビールの冷え具合が激変。

日本てすごいなぁと思う今日この頃である。
# by kampalamemorandum | 2011-09-30 21:22 |


カンパラでの生活備忘録。


by kampalamemorandum

カテゴリ

全体





ろっちゃん&はるちゃん

最新の記事

最近の写真
at 2012-07-24 03:01
お昼寝
at 2012-06-05 02:56
ソースオブナイルマラソン
at 2012-06-04 02:47
ジンジャ
at 2012-06-03 20:13
雨やどり
at 2012-05-24 04:12
続・配管工
at 2012-05-21 03:18
配管工
at 2012-05-05 05:33
マラソン大会まで1カ月
at 2012-05-01 22:07
仕事始め
at 2012-01-05 02:40
クリスマス
at 2011-12-25 16:26

タグ

以前の記事

2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月

その他のジャンル